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見積と同時に確認しておく事項

見積書を受領した際、または見積依頼する際に確認しておくべきことを紹介します。

開発スケジュールの提示

見積と一緒に、開発スケジュールを提示してもらいましょう。
内容は、設計/開発/テスト/納品日など、フェーズごとにスケジュール表を記載してもらうようにします。

仮に、スタート時期が明確でない場合は、以下の例のようにそれぞれのフェーズごとの工期だけでも提示してもらうようにしましょう。

システム開発工程表サンプル

開発スケジュールによっては、設計と製造フェーズが重なっていたりする場合があります。
設計が完了した機能から順次製造をおこなっていく予定となりますが、あまり重なりが多い場合は、無理のあるスケジュールではないかを検証する必要があります。

※アジャイル開発の場合、順次リリースになります。その場合は、初期のリリーススケジュールだけでも共有しておくことをお勧めします。

納品物・成果物

見積段階で、あらかじめ納品物や成果物を取り決めておきます。
ただし、納品物を増やすことはそれだけ見積費用を増やすことになる場合があります。見積内でどの納品物が含まれているか、依頼する開発業者にあらかじめ確認しておきましょう。

■システム部門などがない依頼者の場合(設計図書など、プログラム知識がないと理解できない図書は除いています)

要件定義段階 要件定義書 要件を打合せした内容をレビューする目的で作成します。
システム全体の要件や機能の概要などを記載
設計段階 基本設計書 画面設計書/帳票設計書/DB設計書などに分けて制作される場合もあります。
機能ごとに、画面などのデザイン、機能ボタンを押した場合の処理内容などを記載
最終 操作マニュアル
運用マニュアル
運用マニュアルは、依頼者側で制作する場合もあります。
また、WEBシステムでは、操作マニュアルは画面上にHELPファイルとして制作し、利用しながら閲覧できる形式で納品される場合もあります。

■自社内にシステム開発部門があり、今後のメンテナンスを社内で実施する場合には、設計図書も納品してもらうよう、開発会社に依頼します。

詳細設計書(プログラム仕様書) 製造をするための設計書。
テスト仕様書 テストを行うための手順書
テスト成績書 テストを行った結果を記載した成績書

■成果物

プログラムソース 版権などの契約形態によっては、成果物とならない場合があります。
実行モジュール 実際に動作する環境に構築し、納品となる場合があります。
会議体

あらかじめ、開発者側と定期的に打合せできる会議体を確認しておきます。

要件定義や基本設計の段階では、打ち合わせする機会も多く頻繁に情報交換できますが、製造・テスト工程に入ると会う機会も少なくなり、状況が見えなくなることが多くあります。

それを防ぐためにも、定期的な打合せ開催ルールも決めておきましょう。

(例)
schdule_sample2

見積の段階から、少し細かなところをご説明しましたが、これらは見積もりを了承してからでは、追加見積になってしまう要素を含んでいるものになります。

契約後にトラブルにならないように、確認すべきことと考えてください。

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田邉弘美(たなべひろみ)

メーカーのプログラマーを経て27歳で独立起業。数々多くの企業のシステム構築を手掛けてきました。得意な分野は基幹システムや営業支援、顧客管理など社内業務のシステム構築。プロジェクトでは、主にお客様の要望整理や業務改善などのコンサル部分を担当。私の無理難題も難なくこなす頼もしいスタッフ(技術者)に囲まれ、奮闘の毎日を送っています。

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