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人月単価

システム構築の見積もりを依頼する場合、見積書に明記されているかどうかは別として、エンジニアの単価(人月単価)というものがあります。

これは、システム開発業者の規模や地域、同じ要因であってもそのスキルによって値段を変えてきます。

この単価をもとに、期間や難易度、工程などを加味して見積が作られますので、基本となる数値ですので、その内容を見ていきましょう。

人月単価

大手企業や外資などと中小企業の開発会社を比較すると、約3割~7割程度単価差があります。

仮に、SE(システム開発におけるスキルの一つ)で比較すると、大手IT企業の場合(100万円~200万円)/中小IT企業の場合(80万円~150万円)程度と考えていただいて良いと思います。

※おおよその相場ですので、異なる場合もあるかと思います。個人的な見解とご了承ください。

大手企業では、それなりに大規模なシステムを請け負うため責任範囲も大きくなることや、技術力以外に大規模プロジェクト推進能力などが必要になるため、充分な教育をしている分、高単価になっています。

人月単価(スキル別)

では、スキル別におおよその単価を比較してみます。

分類 単価 備考
上級SE 100万~150万円 主に客先との折衝を担当するプロジェクトリーダー
SE 80万円~100万 プロジェクトリーダー/サブリーダー/システム設計や開発との調整
プログラマー 50万円~80万 詳細設計やプログラミング

実際のプロジェクトでは、開発工程に応じて、それぞれのスキルの人材が着手しますので、投入する人のスキルと期間に応じた費用が見積の根拠になります。

※特殊な技術や知識が必要な場合は、それらも考慮されることがあります。

人月単価(オフシェア開発)

最近、オフシェア開発という言葉を良く聞かれるかも知れません。
システム構築の一部を、海外の人材を活用することで費用を軽減する仕組みです。

設計部分は日本で行い、主にプログラミングの部分をアウトソースする方式が主流です。
主な国と単価を比較してみます。

単価
中国 35万~55万円
ベトナム 25万円~
インド 30万円~
フィリピン 25万円~

※数値は、私自身が業界内でヒアリングした結果に基づいていますので、ご参考までとご了承ください。

ただ、この価格差が、そのまま見積で軽減できるわけではない事に注意が必要です。

先に記載したとおり、現時点ではプログラミングの部分のみをアウトソースする場合が多く、そのために設計書を英語で作成したり、日本での通例などが通じないため、設計書の中身をかなり厚くしたり、ブリッジSEと呼ばれる通訳(慣習や業界の仕組みなどを翻訳もする)を用意したり、オフシェア開発ならではのコストがかかってくることもあります。

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田邉弘美(たなべひろみ)

メーカーのプログラマーを経て27歳で独立起業。数々多くの企業のシステム構築を手掛けてきました。得意な分野は基幹システムや営業支援、顧客管理など社内業務のシステム構築。プロジェクトでは、主にお客様の要望整理や業務改善などのコンサル部分を担当。私の無理難題も難なくこなす頼もしいスタッフ(技術者)に囲まれ、奮闘の毎日を送っています。

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